2023モンゴル自転車?旅①
気付いたらアイスランドツーリングから3年が経ち、社会人2年目になっていた。
久しぶりの飛行機輪行、出発前夜に慌てて準備し、どうにか間に合わせる。
そもそも最近は自転車に乗ってすらいないのに、なぜお金をかけてモンゴルに向かうのか自分でもよく分からないが、出国。
仁川トランジット。今回は銀マットではなくエアマットを持参してみる。
美味しいビビンバ。
かくしてチンギスハーン国際空港に到着。外に出ると早速モンゴルの草原が広がっている。
白タクおじさんのしつこい勧誘を振り払いウランバートル市内へ移動。自転車を組み立てる。
ストーブで使用するガソリンを調達する。
最初の1軒目ではハッキリと断られてしまう。キャンプで必要なんだと説明するも、明らかに怪しい外国人だと思われている。
2軒目でも断られるが、「売ってくれたら追加でお金払うよ」と交渉するとあっさりOK。ニヤニヤしながら給油している。この国は賄賂の文化なのか…?融通が効くのはありがたい。
ガソリン価格(オクタン価95)は日本とさほど変わらない。
ウランバートル市内は思ったより栄えている。
日本製品も山積み。
ウランバートルNo.1デパート、ノミンデパート。社会主義時代に建てられたそう。
オシャレな若者で賑わっている。
夕食はツォイバン(モンゴル風焼きそば)。
日本人に合う味で美味しい。
明日からの走行に向けて食糧を調達する。
念のため水は多めに、主食はパスタ、ガソリンストーブの故障を想定しパンも持参する。補給食はスニッカーズとハチミツ。
翌日、ほぼノープランだがとりあえず南下する。
あっという間に市街地を抜け、草原地帯になった。
Googleマップにはない商店で昼飯。手作りのホーショール(羊肉の揚げ餃子)が美味しい!!
ファミリー三世代で店を切り盛りしている素敵なお店。
牛ちゃん達。
アップダウンが連続する。
長い坂を登ると大体オボーがある。道標としてだけではなく、精霊が下りてくる目印とされ、チベット仏教の気配を感じる。
天気は良い。むしろ暑い。
写真映えする場所は大抵風が強い。
馬が死んでいた。
水場かと思って近づくと糞だらけの泥水。
フリー素材みたいな草原。
走れるところまで走り、道路から見えない場所にチェックイン。
雑パスタ。
水が貴重なのでパスタの茹で汁も取っておく。
追い風で快走。
バガハンガイという小さな町に到着。
東ゴビまでの夜行列車チケットを買おうと駅に向かうが入口には鍵がかかっていた。
裏口から出てきた駅員のおじさん2人に聞くと、夜まで駅は閉まっており、チケットも駅では買えないらしい。
駅員室に自転車を預け、ランチに連れて行ってくれた。(バットさんと同僚のゾルグォさん)
町のレストラン。
羊肉は新鮮で美味しい!!ミルクティーが付いてくる。
ウランバートルとは全く異なる町並み。
ランチが終わると「列車の時間まで休め」と、バットさんの家に招いてくれた。なんか申し訳ないくらい親切な方だ。「17時には戻ってくるよ」と仕事へ戻ってしまったので少し昼寝する。
ボットントイレ。
家の庭にもゲルがある。
モンゴル相撲のポスター。
夕方になるとバットさんの息子とその友達が学校から帰ってきて、何やらテントを立てはじめた。
何かの練習会が始まった。
後で調べると、「シャガイハルワー」というモンゴル伝統の遊びらしい。
羊、ヤギの骨を加工した駒を指で弾き、的に当てる。
大会も開催されているらしく、単純そうに見えるが案外難しかった。
大人達も真剣。
皆さんとお別れし、モンゴル縦貫鉄道に乗る。中国国境のザミンウードまで続いており、古い車両が現役なので味わいがある。
(以下リンクで便を検索できます)
満席と言われるがとりあえず乗車。
2段ベッドの席が空いていた。給湯器もあり快適。
ロゴが社会主義っぽい。
チョイル駅。大きな駅では夜中でも物売りのおばさんが居て、カップ麺や飲み物、お菓子を買う事ができる。
午前2時、東ゴビのサインシャンド駅で下車。
物々しい駅舎。
ロシア国旗とモンゴル国旗。隣国なだけあり、ロシア人観光客もちらほら見かける。
この時間からホテルを探すのは面倒なので、待合室のベンチで寝させてもらう。
②へ続く